アングラーズリパブリックより、ショアスローの伝道師「沼田純一氏」が教えるショアスローにおけるメタルジグ(ルアー)のローテーション術の実釣解説動画が公開されました。
メタルジグ(ルアー)のローテーションによる魚のパターン(ベイトや反応)を絞る方法や、根掛かり回避のコツなど、非常にためになる内容となっています!
これからショアジギングを初めたいって方には下記記事がおすすめです!
ショアスローにおけるメタルジグ(ルアー)のローテーション解説動画
ショアスローとは?ショアジギングとの違い。
そもそもですが、ショアスローとショアジギングは何が違うのか?気になりますよね。
ショアスローとは、オフショアのスロージギングから着想を得た「陸(ショア)からのスロージギング」のことで、通常のショアジギングは活性の高い個体やジグをしっかり追っかけてくる魚種をターゲットにした釣り方に対して、ショアスローは「ジグを追い切れない」または「活性の低い」魚種をターゲットに、狭い範囲でアピールし口を使わせる釣り方ということです。
詳細は、アングラーズリパブリックの沼田氏のショアスロー基礎講座を確認してみてください。
ショアスロー実釣ポイント:長崎県壱岐「鬼の足跡」
長崎県壱岐。恐らくですが冒頭に出てくる地図の赤丸の場所「鬼の足跡」近辺の地磯のようです。何とも恐ろしげな名前の場所ですね。中々簡単に行けそうな感じではないですが、ハタ類の魚種が豊富なようです。かなり高い足場からの釣りみたいで、見てるとちょっと冷っとします。動画と関係ないですが、google map上、鬼の足跡から少し北にある「微笑むゴリラ岩」も気になります(笑)
メタルジグの根掛かり回避のコツ
遠投せずショートキャストでピンポイントに狙うことで、PEラインの浮力を活用しジグを急角度(縦向き)にリフトさせることができるので根を回避しやすくなる。逆に遠投すると、PEラインが徐々に水没してしまい、ジグのリフト角度が鈍角になるため手前の障害物などで根掛かりしやすくなるということ。
メタルジグ(ルアー)のローテーション
今回の壱岐での実釣は結論的には、最初に良い型のアカハタが釣れたスローブラットキャスト スリム40gに戻ってきましたが、画像のように、仮説をたて検証しながらヒットパターンを絞っていくやり方が参考になります。
ショアスロー以外の色々な釣りでも、自分なりに仮説を立てながら検証していくと、色んなパターンが見えてきたり、効率よく釣ることができたりと、より狙って釣った感を味わえるので、釣りが面白くなりますね!
ショアスロー使用タックル
今回のショアスロー動画内でアングラーズリパブリック沼田純一氏が使用しているタックル。
メタルジグ:スローブラットキャスト(スリム|ワイド|オーバル)
3種類の形状があれば、大体の魚のパターンはカバーできるとのこと。動画内ではそれぞれの動きやフォールの様子や特長も語られています。ちなみに、ワイドの方がフォールスピードが遅いと思ってました・・・。
スローブラットキャスト スリム
遠距離&急深フィールド攻略のためのスリム
スローブラットキャスト・スリムはレスポンスを最優先にしたほぼセンターのウエイトバランス設計。的確にバイトチャンスを獲得しながらも、テーリングリスクを最小限に抑えるバランスを追求しました。
スローブラットキャスト ワイド
近距離、遠浅フィールド攻略のためのワイド
スローブラットキャスト・ワイドはややテール寄りにウエイトバランスを持つことで、アクション後に慣性でフックがリーダーを拾うことを積極的に回避。ジグに対して鋭角にラインが入る近距離のポイントや、遠浅のフィールドを釣るためのバランスを追求しています。
スローブラットキャスト オーバル
軽量金属Zライトメタルとオーバルな扁平形状で超スローフォール対応
オーバルが追求したのは圧倒的なスローフォールを実現すること。比重の小さい新素材Zライトメタルの採用とともに、ディンプル構造とVシェイプの融合が、安定したスローフォールと、ロッドワークに対するレスポンスを実現しました。喰わせのキーとなるフォールでは、フリーフォールからテンションフォールでフラッシングをコントロールすることが可能です。水深が比較的浅いサーフを始め、急深なロックショアや堤防でも、その立ち上がりの早さと、スローなフォールがダイレクトにターゲットを攻め抜きます。
ロッド:ショアガンエボルブ SFSGS 992 SS(ショアスローモデル)
中間パワーのショアガンエボルブ SFSGS 992を使用。いつもは993や991などに持ち替えジグのアクションを変更することが多いのですが、今回はルアーローテーションがメインなので、会えてロッドはずっと992のままにしたようです。
本来ショアスローでは、巻上でのジグのアクション変化はロッドパワー強弱の変更を軸とし、その上でジグの重さや形状を変えフォールをコントロール、更にカラーを変えターゲットの反応を見るのが沼田氏の基本戦略ということです。
ショアガンエボルブ SFSGS 992 SS(ショアスローモデル)
ショアスローの基軸モデル。ロッドパワーの違いで引き出すジグのアクションをコントロールするショアスローにおいて、中心となるパワーを備えたモデルです。活性や状況が把握できないシーンでは、このモデルからゲームを組み立てることをおすすめします。小径ガイドの採用、ティップパワーの向上等により、的確に水中のジグをコントロールします。
ライン:アバニ(AVANI) ジギング10×10 マックスパワー 1.5号(PE)とバリバス フロロカーボン 30LB
ショアスローにおいて立てた仮説を検証し、その再現性を追求するうえで、カラーラインを利用することで「どれだけ投げて、どれだけ沈ませた、どこでヒットしたか」などを把握し易いということ。
フック:デコイ×ゼッツ ヘビーアシストフック シングル・ツイン
デコイとゼッツのコラボレーションフック。